タンパク質材料の可能性とその進化の加速
Spiber株式会社
先行技術部門 取締役兼執行役
菅原 潤一 氏
クモの糸を始めとし、産業的な価値を持つタンパク質素材が多数存在する。昨今のDNA配列解読や長鎖DNA合成の技術革新が、このような素材の探索とその人工合成技術の開発スピードを飛躍的に加速させたのは疑いの余地がない。また今後、ロボティクスやITが生物学実験と融合することで、生物が数億年かけた材料進化をラボの中で、圧倒的短時間で再現できるようになるだろう。本会では当社の取り組みと今後の展開について議論する。